お猫様図鑑「日本猫と雑種」世界に一匹しかいない個性豊かな猫

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日本猫お猫様図鑑

日本に古来から土着している「日本猫」
違う品種同士から生まれた「雑種」

ペット保険会社の統計によると日本で飼われている約8割の猫がこの「日本猫」または「雑種」とよばれる猫たちになっています。


そもそも「日本猫(和猫)」とは「古来から日本に生息していて、外部環境に順応するために変化してきた猫」のことを指し、特定の決まりがあるわけではありません。

毛色も「キジトラ、サバトラ、茶トラ、黒、白、黒白、サビ、三毛」と様々です。


一方の雑種は「海外の品種と日本猫などが交配して生まれた猫」で「異なる品種の親から生まれた猫の総称」を指す場合が多いです。


例えば「スコティッシュフォールド」のような垂れ耳は「日本猫」の特徴ではないので、「保護した猫の耳が垂れていた」「保護した猫から生まれた子猫が垂れ耳だった」ということなら「雑種」ということになりますが、もしかしたら「日本猫」の突然変異かもしれません。


考えるとどちらか分からなくなってしまいますが、どちらでも大丈夫、どんな猫も千差万別の見た目で世界に1匹しかいないオンリーワンでナンバーワン「日本猫と雑種」を合わせてご紹介していきます。

ぜひ最後までごにゃんください。

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この記事では以下の内容が分かります。

  • 日本猫と雑種の歴史
  • 日本猫と雑種の特徴
  • 日本猫と雑種の性格
  • 日本猫と雑種の大きさなど
  • 日本猫と雑種の原産国
  • 日本猫と雑種の体重
  • 日本猫と雑種の体長
  • 日本猫と雑種の寿命
  • 日本猫と雑種の値段
  • 日本猫と雑種の動画
  • 日本猫と雑種の飼い方

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日本猫と雑種の歴史

  • 祖先はリビアヤマネコ?
  • 仏教の経典を守るために連れてこられた?
  • 弥生時代の遺跡から骨が発掘
  • 平安時代 日本最古のネコのブログ
  • 江戸時代 現在の姿が固定
  • 1945年以降
  • 1971年以降


祖先はリビアヤマネコ?

約9500年前に中東付近に生息していたリビアヤマネコが家畜化され、古代エジプト王朝、ヨーロッパ、アジア、そして中国から日本に渡ってきたというのが日本猫のルーツと考えられています。


仏教の経典を守るために連れてこられた?

猫が日本に渡ってきたのは当初、奈良時代(西暦710年~)から平安時代に中国から仏教が伝えられた際、大切な経典をネズミから守るために一緒に船に乗せられてきた。というのがかなり長い間の通説になっていました。


弥生時代の遺跡から骨が発掘

ですが長崎県壱岐市の「カラカミ遺跡」から2012年までに出土した小型哺乳類の骨の中に、猫のものが含まれていました。

当初は近代の物が混入してしまったと思われていましたが、この猫の骨は放射性炭素年代測定により、紀元前2世紀ごろの弥生時代のものと判明し、通説から1000年近く遡った時代に猫と日本人の関わりがあったことが分かりました。


平安時代 日本最古のネコのブログ

そして文献などの記録は平安時代まで進み、西暦889年に第59代天皇・宇多天皇陛下は、父である光考天皇陛下より譲り受けた黒猫を飼育しており、日記「寛平御記」にはその黒猫の記述を残しています。

これは日本最古の飼い猫の飼育記録といわれており、現代から見ると「日本最古のネコのブログ」ともいえます。

ですがこの時代は中国と交易するたびに猫が日本に持ち込まれ、その他にもシャム(タイ)などの東南アジアとも交易をしていたため、日本猫はさらにあとの時代に、現在の姿が固定されたと考えらえれています。


江戸時代

平安時代から江戸時代にかけても多くの書物、記録、伝説、浮世絵が多く残されておりますが、現在の日本猫は「江戸時代に固定」されたと考えられています。

この時代になると日光東照宮の「眠り猫」、歌川広重の浮世絵「浅草田甫酉の町詣」、それ以降は夏目漱石の「吾輩は猫である」などの作品が日本猫の良い例としてあげられます。


1945年以降

そして第二次世界大戦が勃発する1945年ごろまでは現在の「日本猫」の品種は守られてきていましたが、第二次世界大戦終了後は外国人の手によって外来種が日本国内に大量に持ち込まれるようになり、日本で起こった「シャム猫」ブームなども相まって、日本猫と外来種の混血が急速に進んでいきました。

混血が進み日本猫が激減した大きな要因として、もともと外で飼うことが当たり前と考えられていた日本では「日本猫」を「野良猫」として扱っており、品種としては認識していなかったため、外来種との混血に無関心であったことが大きな原因と考えられています。


1971年以降

日本猫の急速な減少に危機感を抱いた「平岩米吉」は1971年に、「日本猫の標準」を作成したうえで日本猫の保存を呼びかけ、保存運動が始まりました。

そして現在では「日本猫保存会」が公認し、「日本猫」に存在する毛色や目色を紹介しています。



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歴史まとめ

文献が非常に多く、すべて紹介できないのが心苦しいですが「日本猫」が歩んできた歴史をまとめました。

「日本猫」と「雑種」を一緒にご紹介する理由として、800年頃から1600年頃までは海外の血が混じり人間と共存していた猫が、江戸時代に入り「日本猫の姿が固定された」という説は、鎖国が影響しているのではないかと思うからです。

どちらかといえば血統を重んじるタイプの日本人は「血統を気にしないほど当たり前のように近くにいた動物」「人に懐いてネズミを退治してくれる動物」として接していたのではないかと思います。

ですので個人的な意見は「日本猫」とよばれる猫を保存する活動を維持しつつ、「雑種」も同じくらい大切に扱っていくのが良いのではないかと思っています。



日本猫と雑種の特徴

  • 多種多様な毛色、日本猫保存会が認めた20色
  • その他の毛色と毛色による性格や体格
  • キジトラから始まった、毛色の遺伝子
  • 「日本猫の標準」とよばれる基準


多種多様な毛色、日本猫保存会が認めた20色

何といっても日本猫と雑種の特徴は多種多様な毛色、日本猫保存会が認めた20色の毛色をご紹介します。

単色(ソリットカラー)

全身むらがない単色

  • 赤(オレンジ)


2色(バイカラー)

白がメインで顔や背中に色がついている

  • 黒・白
  • 灰・白
  • 赤・白
  • 縞・白


まだら(バンバイカラー)

白がメインで他1色が耳やしっぽなど2~3箇所についている

  • 黒・白
  • 灰・白
  • 赤・白
  • 縞・白


三毛(キャリコ)

白がメインで黒、赤の他2色がまだらについている

  • 三毛
  • トビ三毛
  • 縞三毛


縞(タビー)

特定の色の下地に特定の色の縞模様が入っている

  • サバトラ(ブルーグレイに黒)
  • キジトラ(赤茶色に黒、または黒褐色)
  • 赤トラ(オレンジに濃いオレンジ、茶トラの呼び方が一般的)
  • 雲型(アメショのような柄、灰または茶)


混色(パーティーカラー)

黒と赤(オレンジ)の混色

  • サビ


その他の毛色と毛色による性格や体格

日本猫保存会が認めた毛色以外にも面白い毛色があります。

  • しま三毛(縞模様が入った三毛)
  • ダイリュートキャリコ(色が薄い三毛)
  • ブレイズ(顔の左右で色が違うサビ)
  • 麦わら(黒赤サビに黒の縞模様)

他にも「おかっぱ頭」に見えたり「ヘルメットをかぶっている」ように見える猫もいて模様の多様さが伺えます。

また、茶トラは気性が荒くて体格が大きい、三毛は大人しくて体が細い、といわれていたりしますが、これは遺伝子と大きな関係があります。


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キジトラから始まった、毛色の遺伝子

多種多様な毛色がある「日本猫と雑種」もともとの色はリビアヤマネコが持っていた「キジトラ」で、当初の日本猫は「黒と茶のキジトラ」しかいなかったといわれています。

そして別の色を作る遺伝子が加わることにより、キジトラから茶トラや単色、そこからサビ色や白黒猫、そして三毛猫が誕生し、様々な遺伝子の組み合わせで現在の毛色が生まれてきました。

余談ですが、三毛猫にオスがほとんどいない理由として、3色の色を出す遺伝子の組み合わせが、オスになる遺伝子と稀にしか組み合わされないのが原因と考えられており、その確率は3万分の1といわれています。


「日本猫の標準」とよばれる基準

ここでは1971年に平岩米吉により定められた「日本猫の標準」を抜粋してご紹介します。

  • 体型:中型
  • 被毛:やわらかな短毛
  • 頬:丸顔
  • 耳:鋭くとがらず、多少丸みがある
  • 目:丸く、目じりが少し上がる、目の色は自由

これを見ると長毛であったり、耳が垂れていたり、目がアーモンド形をしていると海外の血が入っていると考えられ「雑種」という分類になるのかもしれません。



日本猫と雑種の性格

  • 多種多様、柄によって性格が違う?


多種多様、柄によって性格が違う?

毛色と同じように多種多様な性格を持っており、柄によって性格が違うといわれています。

一般的には以下のようにいわれています。

  • 野生に一番近い柄のキジトラが「運動能力が高く警戒心が強い」
  • オスの割合が多い茶トラは「やんちゃで行動的」
  • メスがほとんどの三毛は「大人しくて冷静」

性格と性別は一致することが多く、オスとメスの違いともいえますね。


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日本猫と雑種の大きさなど

ここからは「日本猫と雑種」の大きさや原産国などをご紹介していきます。


日本猫と雑種の原産国

  • 日本


日本猫と雑種の体重

  • オス 3kg~5kg
  • メス 2.5kg~4kg

標準といわれる体重です。


日本猫と雑種の体長

  • 60cm前後

一般的な体長で、オスはこれより少し大きかったり、メスはこれより少し小さかったりする場合があります。


日本猫と雑種の寿命

  • 15才前後

20年以上生きる猫も多くいるそうですが平均の年齢です。


日本猫と雑種の値段

  • 特になし
  • オスの三毛猫は数千万円

純血の日本猫とよばれる猫は取引されていませんが、オスの三毛猫は過去に2,000万円だったことがあります。

ですがこの猫は日本猫のオスだったわけではなく、スコティッシュフォールドの三毛だったそうです。


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日本猫と雑種の動画

ここからは日本猫と雑種の動画をご紹介していきます。

まずは絶対正義の子猫の動画です。

赤ちゃん子猫の38日目。活発になり少し停滞期

やんちゃで活発でかわいいですね。


【猫島】昼便で来た人に着いていく猫の数が凄過ぎる!

とてつもない数の猫がいる「猫島」の動画です。色々な柄の猫がいて見ていて飽きないですね。



日本猫と雑種の飼い方

  • 出来れば室内飼い
  • 外猫の場合はワクチンと去勢、避妊を


出来れば室内飼い

日本猫も雑種も室内飼いをオススメします。

ノミやダニが付く心配も少ないですし、怪我や病気の確率がぐんと減ります。

平均寿命も外猫より室内飼いの方が長いというデータもありますので、外で自由に生きている姿を見るのが好き、という方以外は室内飼いが良いと思います。


外猫の場合はワクチンと去勢、避妊を

ワクチン接種などを行わずに外で飼ってしまうと、病気のリスクが高まります。

外猫の場合はワクチンを接種させ、去勢と避妊を必ずしていただきたいです。

去勢と避妊をしていないと猫は信じられないスピードで子供を産み、その子供がまたさらに子供を産み、野良猫が急速に増えてしまいます。

猫が増えると、飛び出しによる交通事故や車のボンネットの中での事故、病気による短命、子猫の時にカラスなどの動物に襲われる、糞尿被害により猫嫌いの人が増える、心無い人の猫への虐待、多くのデメリットがあります。



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まとめ

今回は「日本猫と雑種」をご紹介しました。

古くから日本人の生活と一緒に過ごしてきた「日本猫」残念ながら今では純血の日本猫を見かけることはほぼ無いそうです。

雑種と日本猫は紙一重くらいなのかと思いますので、どちらも同じくらい大切に扱っていきたいと思います。

純血の日本猫がいたらぜひ見てみたいですね。

また、飼い猫に関して悩みがある方は、「同じ悩みを抱えている」「同じことを経験した」など、飼い主同士で情報交換が出来るサイト【DOQAT】があります。

登録無料で実際に経験した人が答えてくれます

動物を飼っている方は優しい方が多く、親身になって答えてくれますので、経験した生の声を聞きたい方はぜひ登録してみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

これからも猫ちゃんに有益な情報を発信していきますので、また見にきていただけると嬉しいです。

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